投稿日2015年2月1日 予算策定段階からのわかりやすい情報開示システム

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概要

目的

自治体の予算や財政状況、予算要求状況をわかりやすく、また手に入りやすい形で公開することで、住民参画を促し、自治体としての基盤をつくる。

実施概要

  • 住民向けに、わかりやすい予算説明書・財政説明書を作成する。この際、平易な言葉やイラストを用いるとともに、まちに関するお役立ち情報等の掲載や全戸配布などを行い、手に取ってもらいやすくする。
  • 予算要求状況の公開を行い、市民の意見をもとに予算を修正する。

期待効果

実施内容とポイント

全体を通じたポイント・考え方

平易な言葉やイラスト等を用いる、またまちに関するお役立ち情報を載せる、全戸配布する等、工夫し、住民にとってわかりやすく手に取ってもらいやすいものを作成する。

パーツ1予算説明書、財政説明書の作成

パーツ1-1 記載内容決定

実施内容
  • 予算とともに、①★事業の概要、②★経費構成、③★管轄部署、④★事業の実施時期、⑤新規事業か継続事業か、⑥優先度、⑦前年度の予算、⑧マニフェスト対応事業かどうか、⑨財源構成、を記載する。
  • 財政状況説明として、①★財政健全度、②★借入金・積立金、③★人件費・給与、④★財政状況を示す指標(財政力指数や経常収支比率等)、⑤★市の予算編成の流れ、⑥★歳入源 を記載する。

(以上の要素は必ずしもすべて記載しなければいけないわけではなく、自治体が選択して記載すればよい。ただし、★がついているものは記載するのが望ましいもの。)

パーツ1-2 説明書の作成

実施内容 住民にとってわかりやすい説明書を作成する。
ポイント・考え方
  • 住民用なので、中学生でもわかる言葉で記載する。金額も「-千円」ではなく、「-万円」と記載。
  • 総合計画に沿って、分野別にページ構成する。
  • 財政に関心の薄い住民にも見てもらえるように、予算財政説明だけではなく、資料として自治体の情報や生活情報もいれるとよい。

例)施設の維持管理費、ごみ処理経費、自治体のイベント情報、引っ越し手続き、ごみ分別方法、地域固有事業の説明 など

パーツ1-3 説明書の全戸配布

実施内容
  • 各世帯に説明書を配布する。
ポイント・考え方
  • 作成した予算説明書または財政説明書は全戸配布する。
  • 人口の多い自治体で、予算・財政説明書の全戸配布が難しい場合は、簡易版をつくり全戸配布する、またはウェブサイト上で公開し、広報誌や回覧板などでPRする。

パーツ2予算要求状況の公開

実施内容
  • 全事業の予算要求状況を公開する。
  • 各部局が財政課に提出した段階の予算要求状況を公開する。
  • 住民からの意見を参考に予算案を修正する。
ポイント・考え方
  • 公開する予算要求状況は、各部局が財政部署に提出した段階のもの。
  • 住民からの意見を参考に予算案を修正する。

実施主体・協働・推奨される自治体

実施主体

行政

住民・行政参加度

総合
行政主導
資金
行政主導
マンパワー
行政主導

参考事例

自治体名ニセコ町、新城市
事例名もっと知りたいことしの仕事(ニセコ町)、ザイセイの話(新城市)
参考URL1http://bp.eco-capital.net/bps/read/id/22(ニセコ町)
参考URL2http://bp.eco-capital.net/bps/read/id/190(新城市)
キャッチフレーズ住民へのエンパワーメント